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GHSラベルとは?完全ガイド|必須項目や表示義務について解説

2026-2-25
GHSラベルとは?完全ガイド|必須項目や表示義務について解説

「GHSラベルに何を記載すればいいのか分からない」「ラベル印字データ(製品名、成分、言語、版、ロット等)の管理が属人化し、差し戻しが頻発する」
――そんな現場のあるあるに心当たりはありませんか?
この記事ではそもそものGHSラベルとはという基礎の基礎から、実際の記載項目、内容までを分かりやすく解説します。

GHSラベルとは

GHSラベルとは、化学品の容器や包装に貼り付けるラベルで、取扱者に向けて製品の危険有害性を正確かつわかりやすく伝えるための重要な表示です。
名前の通りに世界的な標準であるGHSに準拠しており、危険有害性を表す絵表示や化学品の名称、注意書きといった6つの情報(後述)が記載されています。
工場や倉庫、輸送現場など化学品を扱う現場の安全確保に欠かせない存在であり、「事故を防ぐための命綱」と言えるでしょう。

また、GHSラベルの元となっているGHSは “The Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals” の略で、日本語では「化学品の分類および表示に関する世界調和システム」と呼ばれます。
簡単に言うと、化学品の危険有害性を世界共通の一定の基準に従って分類し、その情報をわかりやすく伝えるための国際的なルールです。
この世界共通のルールによって、国や地域ごとにバラバラだった化学品の表示や分類が統一され、輸出入や国際取引の際も同じ基準で情報をやり取りできるようになりました。これにより、「国ごとに表示が違ってわからない」という混乱が減り、安全に取り扱える環境が整いました。

GHSラベルの使われる場面

ここまでGHSラベルが何かを紹介しましたが、実際に見たことがない人も多いかもしれません。
一般消費者向け製品では基本的にGHSラベルは求められませんが、用途や取り扱い形態によっては必要になる場合もあります。
GHSラベルは主に、事業者が業務で取り扱う化学品の容器・包装で用いられます。工場はもちろん、倉庫や輸送、さらには国際取引まで化学品を扱う現場では必須。ここでは、その理由を場面ごとに紹介していきます。

製造工場
工場での原料や薬品を扱う工程では、作業者が危険性をすぐに判断できることが重要です。
もし誤って危険な薬品を混合すれば、爆発や有毒ガスの発生など重大な事故につながります。GHSラベルがあることで作業者が危険性の種類を視覚的に把握でき、事故防止に役立ちます。

倉庫や物流拠点
倉庫や輸送中は、化学品が混載されることも多く、容器が破損するリスクもあります。もし中身が漏れた場合、対応する人が危険性を知らなければ、火災や中毒など二次災害が起こる可能性があります。
GHSラベルは、緊急時の判断材料として非常に重要です。例えば「腐食性あり」とわかれば手袋や防護具を着けての処理が可能で、「引火性あり」とわかれば火気を避ける対応ができます。

輸出入や国際取引
国境を越えるとき、表示が国ごとにバラバラだと誤解や事故の原因になります。
GHSラベルがあることで現地の作業者も同じ絵表示や注意文で危険性を理解できるため、「言語の壁を越えて安全に取引が可能です。

どの場面でも共通しているのは、危険を正しく伝えることが事故防止につながるということです。作業者が視覚的に危険性を理解できれば、作業ミスを防ぎ、緊急時の対応もスムーズになります。結果として現場の安全性が高まり、安心して作業できる環境が整うのです。

GHSラベルの記載内容

GHSラベルは、化学品の危険有害性を正しく伝えるために、国際的なルールに基づいて決められた情報を記載します。目的は、誰が見ても危険性を視覚的に理解できること。そのため、次の6つの要素を原則として構成されます。

1. 危険有害性を表す絵表示(シンボル)
視覚的に化学品の危険性や有害性を伝えるシンボルマークです。
表示の種類は9種類、それぞれ対応する危険有害性が定められています。また、それぞれの絵表示は赤枠のひし形で囲み、中のシンボルは黒色が用いられます。
出典:厚生労働省「職場のあんぜんサイト」

2. 注意喚起語
化学品の危険有害性のレベルを一言で表す表示です。
危険」と「警告」の2種類があり、「危険」は「警告」に比べて、より危険有害性のレベルが高い場合に用いられます。危険有害性が低い場合には、注意喚起語が記載されないこともあります。

3. 危険有害性情報
化学品の危険有害性のクラスや区分に基づき、性質とその程度を表します。
「引火性の液体および蒸気」「皮膚に刺激を与える」「飲み込むと有害」など具体的な危険性を文章で説明します。

4. 注意書き
化学品を安全に取り扱うための注意事項を説明します。
危険有害性情報と同じく化学品の危険有害性のクラスや区分に基づく表示です。「保護手袋を着用する」「火気から遠ざける」といった安全対策だけでなく、応急措置も含みます。

5. 化学品の名称
製品名や化学品を明確に特定する名前もしくは識別子です。
混合物の場合には、危険有害性を及ぼす可能性のある成分をすべて記載することが推奨されています。また、この名称はSDS(後述)に記載のものを一致させる必要があります。

6. 供給者を特定する情報
製造者や輸入業者といった化学品の供給者名、住所、電話番号など、緊急時に連絡できる情報です。

絵表示で見て分かり、文章で読んで理解し、供給者情報で連絡できる――6要素がそろうことで危険性を正しく理解し、安全な取り扱いが可能になります。

ラベルに関するご相談がございましたら、こちらからお問い合わせいただけます。

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GHSとGHSラベルとSDSについて

ここまで、GHSラベルが「GHS」という国際的なルールをもとに作られていることを紹介してきました。
しかし実は、同じGHSをもとに作られるもうひとつの重要な情報ツールがあります。それが SDS(Safety Data Sheet)=安全データシート です。

SDSは、化学品の危険有害性や安全な取り扱い方法を詳しくまとめた説明書のようなものです。事業者間で化学品をやり取りする際に、対象物質・条件に応じて提供が求められる書類です。
内容は非常に詳しく、16項目で構成されており、例えば次のような情報が含まれます。

・ 化学品の成分や性質
・ 危険有害性の詳細
・ 応急処置や保管方法
・ 法令に関する情報

こうした情報は、安全管理の計画や法令遵守を担う人が確認するためのものになります。たとえば、保管場所の設計や緊急時の対応手順を決めるときには、SDSの詳細な情報が欠かせません。
そのため、SDSは「現場で作業する人」よりも、管理者や安全担当者が確認するための資料という位置づけになります。

つまり、
・ GHSラベル:容器や包装に貼り付けて、危険有害性や取り扱い方法を簡潔に伝える
  → 現場にて視覚的に伝える情報が中心(絵表示・注意喚起語など)
・ SDS:事業者間の取引時に提供し、危険有害性や取り扱い方法を詳細に伝える
  → 管理や安全対策のための情報が中心(16項目の詳細データ)

まとめると、GHSラベルは「現場でパッとわかる」、SDSは「取引や管理で詳しく確認するための詳細情報」。どちらもGHSに基づいて、安全を守るために欠かせないツールです。

ダイオーミウラが選ばれる理由

GHSラベルを作成する際、ダイオーミウラが選ばれる最大の理由は 「必要なものを一括で提供できる安心感」 にあります。

1. 赤と黒の2色印刷に対応した専用プリンター
GHSラベルは、危険有害性を明確に伝えるために赤枠の絵表示(シンボル)が必須です。
当社では、赤と黒の2色をリボンで刷ることができるプリンターを提供しており、法令に準拠したラベル作成が可能です。

2. サプライ品と印刷ソフトウェアをまとめて提供
プリンターだけでなく、サプライ品(ラベル、リボン)や、簡単にラベルを作成できる専用ソフトウェアもセットでご用意。導入後すぐに運用を開始できます。

3. 充実したアフターフォロー
導入後の操作説明やトラブル対応もお任せください。遠方のお客様でも、必要に応じて現地に赴き、直接サポートを行います。

プリンター・資材・ソフト・サポートをワンストップで提供できるのが、ダイオーミウラの強みです。複雑な準備や複数業者とのやり取りは不要。必要なものをすべて一括で揃え、導入から運用まで完全サポート。
これにより、「何を準備すればいいの?」と迷うことなく、安心してGHSラベル運用を始められます。
遠方でも現地対応可能。GHSラベルのことなら、まるっとすべてお任せください。

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重要ポイント総まとめ(これだけ読めば内容がわかる!)

・ GHSラベルは化学品の危険性を視覚的に把握しやすいよう設計された国際基準のラベル。工場や倉庫、輸送現場などで事故を防ぐために必須。一般消費者向け製品では原則不要だが、用途や取り扱い形態により必要となる場合もある。
・ GHSラベルは危険有害性を表す絵表示+注意喚起語、危険有害性情報、注意書き、化学品の名称、供給者情報の5つのテキスト。この6要素で「誰でもすぐに危険性を理解できる」仕組みになっている。
・ GHSラベルは現場でパッと危険性を伝える簡潔情報、SDSは取引や管理で使う詳細情報。どちらも安全管理に欠かせない。
・ ダイオーミウラは赤+黒の2色印刷対応プリンター、ラベル資材、専用ソフト、さらに導入後のサポートまでワンストップで提供。「何を準備すればいいの?」と迷わず、安心して運用開始が可能。

GHSラベルは、専門知識がなくても危険性の種類を視覚的に把握しやすいよう設計されています。
化学品の取り扱いでは、わずかな判断ミスが重大な事故につながります。そのリスクを防ぐために、作業者へ正しい情報を瞬時に伝える――それがGHSラベルの最大の価値です。
国際的な基準に基づいて作られるこのラベル一枚が、言語や国境を越えて安全を共有し、世界中の現場で安心を支えています。

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